ハーブと香りの物語

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お疲れさま


 電車の中でのこと。

 向かい側に座っている小学2年生ぐらいの女の子。制服から私立校かなと思います。
 乗ってきた時から何となく疲れているみたいです。席に座るとすぐにうつらうつらとしだしました。しばらくすると頭が左右に振れだし、両側に座っている女性にもたれかかりました。
 両側の女性は、あらあら大丈夫かしらといった様子で気にかけています。そのうちに体まで揺れだしました。落ちないかとひやひやしながら見ていました。
 あまりにも熟睡しているので、乗り過ごすのではないかと心配になってきました。左側の女性が私と同じ思いらしく、女の子の肩を遠慮がちにトントンと叩いて乗り過ごしを注意しようとしますが起きません。もう一度トントンとしてようやく目を覚ましました。女性が話しかけると女の子は違うと首を振り、また熟睡です。
 次の駅に近くになった時、その女性がまたトントンと起こしました。女の子は駅名を確かめて降りて行きました。
 周りの人たちも心配していたようで、みんなホッとした顔になりました。
 こんなに小さい子どもが、席に着いた途端に熟睡する生活とはどんな生活なのでしょうか。
 学校で勉強をしたりサッカーをして遊ぶアフリカの子ども達の好奇心いっぱいのキラキラとした目とニコニコ顔を思い出しました。

日時:2010年7月 8日 21:48

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