2ヶ月に一度、我が家族に感謝しつつ、私は母の元へいそいそと出かけます。
故郷に住む母は明治生まれの97歳。
日々の生活では姉と妹が毎日交代で母の世話をしてくれていますので、私が行った時には二人にゆっくりと休んでもらっています。
母は腰を痛め足元もおぼつかないのですが、幸せなことに健康で、自分が出来ることは自分でしています。私は危なくないように付き添い、話し相手をします。
話の中には小さい頃の私がいます。子育て中の母がいます。母の生き方が見えてきます。年を取るということはこういうことなのかと教えてもくれます。今でも母が私のお手本なのです。
寝たきりになった時は、ずっと守ってきた家で看てあげたいとみんなで話し合っています。私の家族にも「親が倒れた時は1、2年実家に行ったきりになる」と話してあります。それが結婚した時からの約束ですから。
母が長生きをしていてくれるので、親孝行の真似事をさせてもらえます。
いいえ、母が子孝行をしてくれているのです。
